主として体育館などの体育施設のフローリングの下地として使われます。昔は木で組んだものが主流でしたが、現在では下記の写真のように鋼製で出来ており、クッション性能など用途によって硬さを変えることも可能です。
近年、災害時には避難所としてして使われることの多くなった体育館には高い信頼性が必要です。古い体育館の木製ネダ組による床は木束が基礎に固定されていない場合が多く、地震による振動で木束が基礎からずれて挫屈してまうことがあるようです。
支持脚、大引きネダは@900o、ネダは@300oで施工するのが普通ですが、使用頻度の高い場所や移動式のバスケットゴールなど特に重量物が移動する箇所は強化することができます。また、柔道場専用のクッション製が特に優れたものもあります。
施工方法(改修工事の場合)C県F市立F高校体育館改修工事
1.
壁をそのまま残して既存の床を撤去します。
(所々に見える四角い基礎はバレーボールなどのネットの支柱のための基礎)

2.墨出し
支持脚の位置を決めるための線を引きます。
(広い場所での施工なのでまっすぐに線を引くのは非常に難しい上に重要な作業です)

3.
墨出しをした線にあわせてスタンドを立てていき、エアガンでコンクリート面に固定
します。



(上記写真はレベル調製前)
4.
大引きネダ施工(レベル調製前)
ネダ鋼を乗せるために大引きネダ鋼を支持脚にはめ込みます。


5.レベル調整後にネダ鋼の取り付け

ネダ鋼をビスで固定


ネダ鋼の間隔が詰まっているところは補強部分(@150o)

6.ベニヤ捨て貼り(写真は針葉樹合板)


7.フローリング貼り
さねを壊さないように当木をして押し込みます。白い部分はウレタン接着剤

サネ部分にビス留め(隠しビス特殊貼り工法)し、捨て貼りベニヤと密着させる
ことで、ベニヤと一体化させ、強度、耐伸縮性などを高めます。

| ↓今回使用している北海道パーケット工業(株)ジムフローリングスペシャルハイド |
| 隠しビス特殊貼り工法を使ったものでビス隠しのためのダボ栓を使用しないため、耐久性に優れています。 |

↓隠しビス特殊貼り工法に使用するウレタン接着剤
(捨貼り合板とフローリングを密着させることで両方を一体化させ
、強度と耐伸縮性を高めます)
(サネ部分は酢ビ系の接着剤を使用します。)

8.サンダー掛け
↓荒削り、中削り、仕上げ、の3回掛けます。(写真は仕上げ中)

↓ポリッシャー掛け(1回塗るごとにポリッシャーを掛け、塗りむらをなくします)


↓掃除用のモップではありません。体育館フローリング塗装用の刷毛です。

9.コートライン引き

↓2回目の塗装とポリッシャー掛けが終わったところでコートラインを引きます。

↓広いエリアに細かな印を付けて丁寧にマスキングテープを貼ります。

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↓コートライン図面 指導者の方と綿密に打ち合わせをしてどの種目のラインを優先するかを決めます。 優先順位の低い種目はコーナーだけにすることも出来ます。 |

↓マスキングテープ貼り 写真はわかりにくいですが2本のテープを同時に持っています。長いテープを同時に併行に貼るのは熟練の技が必要です。


↓バドミントンのライン (実際にはコーナーだけの書き込みで、今回は中抜きの肌色で書いています。)(下記の写真参照)

↓コーナーの中抜きのためにマスキングテープ処理をしています。

↓上の写真のマスキングで塗ると下記のようになります。

↓バレーボールやバスケットが優先される場所にバドミントンのラインが重なると分かりにくくなるので、優先順位が低い場合はコーナーのみの塗装とすることで使い勝手をよくすることができます。


↓コートラインの仕上げ作業 この上から全面に3回目のクリア塗装を行います。

10.仕上がり
隠しビス特殊貼り工法のため、ダボ栓が
無く、すっきりした仕上がりです。
また、振動などによるダボ栓の浮き上がりによる怪我や事故なども未然に防ぐことができます。


